&Y CONCEPT
会社のパンフレットをそのままWebサイトにしたような、整然としたデザイン。事業内容、会社概要、そしてアクセスマップ。企業として必要な情報は、確かにそこにあるはず。しかし、開設してから何年経っても、ホームページ経由の意義ある問い合わせはほとんどない。名刺交換をした相手に「詳しくはホームページをご覧ください」と伝えても、その後の反応が薄い…。
多くの経営者の方が、このようなもどかしさを感じているのではないでしょうか。丹精込めて育ててきた事業の本当の価値が、なぜかWebサイトでは伝わらない。それは、あなたのホームページが、ただの「デジタル名刺」になってしまっているサインなのかもしれません。
時間とコストをかけて作ったはずのホームページが、期待した役割を果たせず、まるでインターネットの片隅に置かれた「置物」のようになってしまうのはなぜでしょうか。その原因は、技術的な問題よりも、むしろその手前にある「誰に、何を伝えるか」という設計思想の不在にあることがほとんどです。
「できるだけ多くの人に見てほしい」。そう考えるあまり、ターゲットを「すべての人」に設定していないでしょうか。しかし、残念ながら「すべての人」に向けた当たり障りのないメッセージは、結果として「誰の心にも」深く突き刺さることはありません。製品やサービスの紹介も、カタログのように総花的な説明に終始してしまい、読み手の心に「これは、まさに私のためのものだ」という確信を抱かせることができないのです。
自社の技術力の高さ、長年の実績、サービスの豊富さ。これらは紛れもない事実であり、誇るべき財産です。しかし、お客様が本当に知りたいのは、そのスペックそのものではありません。お客様が抱える悩みや課題に対し、「その技術や実績が、どのように役立ち、自分の未来をどう変えてくれるのか?」という問いへの答えです。提供側が伝えたい「価値」と、顧客が求めている「価値」の間に生まれるこの「認知のズレ」こそが、不幸なすれ違いを生む根本的な原因となっています。
では、どうすればホームページを単なる情報の置き場所から、価値を伝え、理想の顧客を引き寄せる「最強の営業マン」へと生まれ変わらせることができるのでしょうか。それは、最先端の技術を導入することよりも、まず原点に立ち返ることから始まります。
すべての人に好かれようとすることを、一度やめてみませんか。そして、あなたの事業の価値を最も深く理解し、心から「ありがとう」と言ってくれるであろう、「たった一人のお客様」の姿を具体的に思い描いてみるのです。
その人はどんな役職で、日々どんな課題に頭を悩ませているでしょうか。情報収集のために、どんな言葉で検索するでしょうか。その人の顔がはっきりと見えるまで解像度を上げていくこと。この「ペルソナ設定」こそが、ぶれないメッセージを発信するための羅針盤となります。
理想のお客様の姿が見えたら、次はその一人に向けた手紙を書くように、ホームページの言葉を紡ぎ直してみましょう。業界の専門用語を並べるのではなく、その人が普段使っている言葉で。機能やスペックを羅列するのではなく、その人が抱える悩みに寄り添い、「こうすれば解決できますよ」と優しく語りかけるように。あなたのホームページは、その人にとって「私のことを分かってくれる」と感じられる、唯一無二の相談相手へと変わっていくはずです。
ホームページは、ただ企業情報を掲載するだけのツールではありません。24時間365日、文句も言わずに働き続け、あなたに代わって理想のお客様を見つけ出し、対話し、信頼関係を築いてくれる、最も忠実なビジネスパートナーです。
もし今、あなたのホームページが名刺入れの奥で眠っているように感じられるなら、もう一度その価値を見つめ直してみませんか。それは「作り替える」という大掛かりな話ではないのかもしれません。まずは「誰に届けたいのか」を深く考え、その一人に向けて言葉を尽くすこと。
その小さな一歩が、単なる「デジタル名刺」を、未来の素晴らしいビジネス関係を創造するための強力なエンジンへと変えていくきっかけになるはずです。
Document
こちらのページから、資料をダウンロードいただけます。
Contact Us
こちらのページから、お問い合わせいただけます。