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展示会では説明する前に立ち止まってもらう必要がある|ブース集客で考えたい「止まる理由」

展示会の準備では、「商品の特徴をどう説明するか」「何をパネルに書くか」「どんな営業トークをするか」といった説明内容に意識が向きやすいと思います。

もちろん、説明内容は大切です。

ただ、実際に展示会を見ていると、その前に考えなければならないことがあると感じました。

そもそも、来場者が立ち止まらなければ説明を始められないということです。

今回は、実際に展示会を見ていて感じたことと、サイネージやAIアバターを使った経験から、展示会ブースの「止まる理由」について考えてみます。

商品が良さそうでも、人が止まっていないブースがあった

ある展示会を見ていたとき、商品自体は良さそうなのに、来場者がほとんど立ち止まっていないブースがありました。

説明を聞けば興味を持つ人はいるのかもしれません。

しかし、通路を歩いている来場者からすると、まずブースに目を向け、少し速度を落とし、足を止めなければ説明を聞くところまで進みません。

そこで気付いたのが、展示会では「説明力」だけを考えても十分ではないということでした。

説明する前に「止まる理由」が必要

展示会では、

通路を歩く → 気になる → 立ち止まる → 見る・体験する → 説明を聞く

という流れがあります。

説明は、この中では比較的後ろの段階です。

そのため、どれだけ分かりやすい説明資料や営業トークを用意していても、その手前で来場者の興味を引けなければ、それを披露する機会そのものが少なくなってしまいます。

今回の経験から、ブースを考えるときには、

「何を説明するか」

と同時に、

「なぜ、このブースの前で止まるのか」

を考える必要があると思うようになりました。

サイネージは「説明する機械」だけではない

そこで考えた方法の一つが、サイネージの活用です。

サイネージというと、商品紹介の動画を流したり、会社案内を表示したりする使い方をイメージしやすいと思います。

もちろん、それも一つの使い方です。

ただ、展示会では「詳しく説明するための画面」だけではなく、来場者に気付いてもらうための装置として考えてもよいのではないかと思っています。

実際に、AIアバターを扱う企業の方にタッチモニターを試していただいたことがあります。

画面いっぱいにアバターが大きく表示されているだけでも目を引きましたが、さらに印象的だったのが、実際に人がタッチモニターの前に立ち、アバターと会話している場面でした。

画面を見るだけではなく、誰かが何かを体験している様子そのものが、周囲の人の興味を引くきっかけになったのです。

「何を映すか」より「何をしてもらうか」

この経験から、展示会でサイネージを使う場合も、「何を映すか」だけで考えない方が面白いと感じています。

例えば、

  • AIアバターと会話する
  • 簡単なゲームで遊ぶ
  • タッチ操作で商品やサービスを選ぶ
  • 質問に答えながら自分に合った情報を見る

といった体験です。

特にゲームについては、呼び込みの一つの方法として現在考えているものです。

重要なのは、ゲームそのものを目的にすることではありません。

来場者が、

「何をやっているんだろう?」

「ちょっと触ってみたい」

と思う理由を作り、その先に商品やサービスの説明につなげていくことです。

ブースは「集客」と「説明」を分けて考えてみる

展示会ブースを考えるときは、すべてを一つにまとめて考えるより、

1. まず気付いてもらう

遠くや通路から見たときに、何が目に入るのか。

2. 立ち止まる理由を作る

映像、動き、体験など、少し見てみたくなるきっかけがあるか。

3. 興味を持ってもらう

「これは何だろう」と思った人が、もう少し詳しく見られるか。

4. 商品・サービスを説明する

興味を持った人に対して、初めて詳しい説明につなげる。

このように分けて考えると、ブースの役割が整理しやすくなります。

説明パネルだけで解決しようとするのではなく、ブース全体を一つの導線として考えることがポイントです。

展示会ブースを作るときに確認したいこと

これから展示会へ出展する場合は、ブースを見ながら次のようなことを考えてみるとよいと思います。

  • 通路を歩いている人から何が最初に見えるか
  • 数秒で「何か気になる」と感じてもらえるか
  • 立ち止まる具体的な理由があるか
  • 見るだけでなく、触る・試すなどの体験を作れないか
  • 立ち止まった後に商品説明へ自然につながるか

全部を派手にする必要はありません。

大切なのは、自社の商品や来場してほしい相手に合わせて、集客から説明までの流れを意識してブースを作ることだと考えています。

まとめ

展示会では、良い商品を用意し、分かりやすく説明するだけでは、来場者との接点を十分に作れないことがあります。

説明するためには、その前に立ち止まってもらわなければなりません。

だからこそブースを考えるときは、

「何を説明するか」だけではなく、「なぜここで止まるのか」から考える。

今回の経験では、サイネージに大きく映したAIアバターや、実際にタッチモニターで会話している様子が、そのきっかけになりました。

リピテンでも、ブース制作だけでなく、サイネージや体験コンテンツを組み合わせながら「どうすれば来場者との最初の接点を作れるか」というところから展示方法を考えています。